ヘチマは漢字ではどのように書く?
ヘチマは漢字で「糸瓜」と書き、これはヘチマの漢名に由来しています。
そこで今回は、ヘチマを漢字で書くと?英語では?意外なヘチマの季語の使い方について紹介していきます。
かつてはヘチマは「糸瓜」と書いて「いとうり」と呼ばれていましたが、これが後に訛り、「とうり」に変化しました。
『いろは歌』で「と」は「いろはにほへ『と』ちりぬるを」と、「へ」と「ち」の間にあることから、「へちの間」の意で「へちま」と呼ばれるようになりました。
しかしこのヘチマ説については未だに審議が続いており、明確なヘチマの語源は不明です。
ヘチマは他には「天糸瓜」と書いて「ヘチマ」と読むこともあります。
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ヘチマの英語表記は?
ヘチマは英語で「loofah」「dishcloth gourd」と呼ばれて、表記もこのようになっています。
「gourd」はヒョウタンを表す為、「dishcloth gourd」は、皿洗い用のヒョウタンというニュアンスになります。
また、ヘチマの学名は「Luffa aegyptiaca」で「Luffa」はヘチマ属を「aegyptiaca」エジプトの、を意味します。
「Luffa」は、昔のアラビア名でのヘチマです。
ヘチマとはどういう植物?
ヘチマはウリ科でツル性の植物で、一年草であり、巻きひげで周囲のものに絡みつきながら成長します。
ヘチマは花が咲く時期は、7月から9月で、黄色い雌花と雄花を咲かせます。
ヘチマの実はキュウリのような形をしており、若い実は食用として、成熟した実は皮を取り去った強い繊維を入浴たわしとして用使用されます。
また、ヘチマの茎は化粧水や咳止めに利用されるなど、ヘチマは全てが活用できる植物でもあります。
ヘチマ、糸瓜の季語と俳句
そして、ヘチマはその花と実で季語が変わります。
つまりヘチマの実の季語は秋ですが、その花の季語は夏になります。
例えば同じヘチマの季語「糸瓜」でも「糸瓜」だけでは秋になりますが、「糸瓜咲く」とすると夏を表します。
「をととひのへちまの水も取らざりき」
「糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな」
上記は正岡子規の二句ですが、前者は秋、後者は夏の俳句です。
「糸瓜」の俳句は他にも、与謝蕪村の「堂守の植ゑわすれたる糸瓜かな」などがあります。
ヘチマを漢字で書くと?英語では?意外なヘチマの季語の使い方まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ヘチマを漢字で書くと?英語では?意外なヘチマの季語の使い方について紹介してきました。
ヘチマの名前の由来や英語表記、そして季語となど、ヘチマは何かと話題が豊富です。
へちまは古から興味深い植物です。
これを機にヘチマを見直して、1つ購入して見て研究するのも面白いかもしれません。
もちろん、ヘチマを研究したとは食べるなり、ヘチマの身はたわしにできるので、一切の無駄がありません。
この情報があなたのお役に立てれば幸いです。
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