お正月の風物詩の1つであるお餅。
ついつい沢山作ったり、また沢山もらったりと、その活用や保存方法について悩まれている方も多いのではないかと思います。
特に餅を保存する時の悩みとしては、お餅に油断するとすぐ発生してくるカビをどう防ぐかということがあげられますよね。
そこで今回は、餅がカビ臭い?食べられる?餅の賞味期限とおすすめの保存方法はこれ!について紹介していきます。
餅に発生するカビと臭いの見分け方は?
私は正直あります!それも何回も。
餅のカビはすぐに発生しやすく、見た目も分かりやすいです。
餅のカビはピンクや緑、白っぽいものや黒っぽいもの等、意外とその見た目はカラフルなことが多いですよね。
この餅についたカビは、少量であればその発生した部分を取り除くことで、残りの部分は食べられます。
また、少しのカビであれば誤って口にしてしまっても、大きな影響がないことがほとんどです。
ちなみにカビが発生すると、やはりカビ特有な臭いはします。
カビが生えているかは、見た目とカビ臭い、ニオイで見分けましょう。
餅に発生するカビの原因は何か?
まず大前提として、基本的に空気中には常にカビの胞子が漂っています。
その数は、環境によっても異なりますが、1m2あたりに数個から数千個といわれています。
その大きさは数ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1mm)であるため、もちろん人間の目では直接見ることができません。
つまり、カビの胞子が存在しない部屋、場所は皆無といっても過言ではありません。
餅につくカビもこうした部屋の中の空気中のカビ胞子がお餅に付着し、お餅の水分や栄養分を吸収していき発育、増殖していくのです。
また、カビの発生しやすい条件というものが4つあります。
カビが発生しやすい4つの条件
①まず1つ目は温度です。
カビが発生する温度範囲は広く、5℃~45℃の範囲といわれています。
この温度域の中でも特に、25℃前後の温度が最もカビの発生に適した温度だといわれています。
冷蔵保管でも、ゆっくりではありますがカビが発生して増殖していきます。
②2つ目は湿度(水分)です。
日本の家屋の室内湿度は、一般的に低いところでは30%、高くても80%程度といわれており、50~60%程度が平均といったところですね。
ほとんどのカビは水分を好みますので、湿度が高いほうがカビの発生、増殖は早まります。
お餅自体の表面上の水分量もカビの発生に大きな役割を持っています。
③3つ目は酸素です。
販売されているお菓子の袋は、よく密閉されたものがほとんどですよね。
これは、カビの栄養となる酸素をカビの胞子や中のお菓子に触れさせないようにするため、脱酸素剤(食べれません!の注意書きのやつです)を入れてあるためです。
お餅の場合、脱酸素剤を入れて密閉なんてしていないことがほとんどであるため、酸素との接触が起きてカビが発生、増殖することになります。
④4つ目は栄養分です。
カビの主要な栄養源として、炭水化物、脂質、たんぱく質、アミノ酸等です。
これらのうち、餅には炭水化物やたんぱく質、脂質などが入っており、カビの成長に必要なものは一通り揃っているということになります。
カビの生えたお餅は食べられる?
そもそも、カビの生えたお餅は食べることができるのでしょうか?
結論からいえば、餅に生えた少量のカビであれば取り除くと食べることができます。
また、同じく少量のカビであれば万一カビの発生した部分を食べたとしても、体への悪影響は一般的にはありません。
なぜならば、強力な胃酸により、カビが死滅するためです。
また万が一、気がつかずに餅にカビが発生した部分を大量に食べてしまったり体に食中毒のような症状が出た場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
餅の賞味期限は?カビの発生を防ぐ対策とおすすむの保存方法とは?
それではここで、お餅の賞味期限と餅に発生するカビへの対策とおすすめの保存方法をまとめてみます。
また、餅の賞味期限ですが、概ね1週間から1ヶ月以内に食べきることが目安です。
もちろん、賞味期限が過ぎてもカビが生える前であれば十分食べられますが、一応の目安として1週間から1ヶ月をみておきましょう。
そこで、餅のおすすめの保存方法です。
①冷凍保存
最も簡単な対策としては、餅をカビの発生しない低温で保存する、つまり冷凍保存ということになります。
食べやすい大きさにカットして、餅を空気に触れないようにラップやキッチンバックで包みこんでから冷凍庫へ入れましょう。
冷凍保存では餅の大敵であるカビが発生しないので、正直半年から1年程度は美味しく餅を保存できますよ。
②乾燥させる
カビの発生原因の1つである、水分を減らす目的で行います。
後で使いやすい大きさにカットしておき、風通しの良い場所で1週間程度天日干しを行います。
こうすると常温で1年程度保存ができるようになります。
③タッパーの中でわさびやからしと共に保存する
わさびやからしには殺菌成分が入っているため、餅のカビ発生の防止にも役立ちます。
タッパーの中にカットしたお餅やわさび、からし等を入れ(わさびやからしはお餅に接触しないようにラップやお弁当カップで隔離)、冷蔵庫の中で保存します。
このように、わさびやからしを一緒に保存すると、2週間程度保存ができます。
④水に浸す
毎日の水替えが必要となりますが、タッパーにカットしたお餅を入れ、その中にお餅が完全に漬かる量の水を入れます。
少しでも水からお餅が出ると、その部分にカビが生えてしまいます。
このようにして冷蔵保存することで、1カ月程度は保存ができます。
餅がカビ臭い?食べられる?餅の賞味期限とおすすめの保存方法はこれ!まとめ
今回は、餅がカビ臭い?食べられる?餅の賞味期限とおすすめの保存方法はこれ!について紹介してきました。
まとめると・・・
・餅についたカビは、少量であればその発生した部分を取り除くことで、残りの部分は食べられる。
・餅のカビはカビ臭くなることと、見た目で判断が出来る。
・餅の賞味期限は1週間から1ヶ月程度。
・カビが発生しやすい4つの条件に気を付ける。①温度②湿度③酸素④栄養分
・餅の保存方法①冷凍保温②乾燥させる③タッパーの中でわさびやからしと共に保存④水に浸す、これらによって餅の賞味期限を最長1年など延ばすことができる。
おいしいお餅をカビさせずに食べるために、その対策や保存方法で悩んでいるあなた!の記事を参考にしてみてください。
お餅の保存には特に保存温度や湿度には要注意ですよ。
これらの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
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