まえがき
墨汁の正しい捨て方知ってますか?
洗面台、トイレに流してしまうと、黒い縁取りができたり、
しばらく使ってなかった墨汁の場合には、捨てた時に臭う独特の臭いがして大変です。
意外と知られていない墨汁の正しい捨て方。
これについて、これからご紹介する方法を実践してみてください。
今日から役立つ豆知識として利用してくだされば幸いです。
画像その1
↓
墨汁の正しい捨て方とは
一番良いのは、使わなくなったボロ布や新聞紙に吸い込ませる方法です。
そのあと、燃えるゴミで捨てましょう。
公共下水道に流してしまうというのも意見としてありますが、
燃えるゴミで出してしまう方が、シンク汚れなど、
嫌な臭いも気にせずに処理がスムーズに上手くいきます。
墨汁が入っていた容器の処分ですが、各市町村の分別方法に
(燃えるゴミか不燃物ゴミかによって異なる)従って処分してください。
墨汁の捨て方に失敗してしまった時の対処法
★墨汁を捨てる時にこぼしたり、服を汚してしまったら・・・
▼服にこぼした墨汁の落とし方—–墨汁が乾く前に水で洗い流す。
布地の裏に雑巾を敷いて、こぼした部分が広がってしまわないように
歯磨き粉をつけた歯ブラシで丁寧にこすります。
1回で落ちない場合は、何回か繰り返す。
▼カーペットにこぼした墨汁の落とし方—–雑巾を使い中性洗剤で落とす。
雑巾を使い、大まかにポンポンと叩き、墨汁を落としていきます。
最後に、きれいな雑巾に台所用洗剤、もしくは粉末中性洗剤を染み込ませ
拭きとります。
いずれの場合にも、シミを広げないように拭き取ることがポイントです。
▼畳にこぼした墨汁の落とし方—中性洗剤を染み込ませた雑巾を使用する
畳の目地に沿って歯ブラシでよくこすり、そのあと十分に乾かします。
【参考】砂消しゴムで薄く残ったシミを消す方法もアリだと思います。
※墨は分子が細かいうえに、繊維に入りやすく、
洋服などにつくと落ちにくくなります。
そして時間の経過とともに、余計に落ちなくなります。
染み抜きのタイミングは、なるべく早く済ませましょう。
★『漂白剤』は墨汁の染み抜きには効果なしです!!
染み抜きといえば『漂白』ですが、墨汁の染みには効果なしです!!
漂白剤は、元々酸化させて色を落とす化学反応を利用した洗剤です。
炭素の粉からできている墨は、粉の部分が酸化するだけで、、
黒い色はほとんど酸化しません。
漂白剤を使っても意味がないのはこのためです。
墨汁の 捨て方は 捨てずにリサイクル可能
画像その2
↓
一昔前は、墨汁がついた半紙は再利用できないものとされていました。
近年墨や書き損じ半紙のリサイクルが注目を集めています。
これまでは墨汁がついた半紙は、ペーパー資源回収などに出すことはできません。
エコ再生紙振興会で販売している書道エコバッグ(税込み1,050円)を活用することで
リサイクルできます。
一般社団法人 エコ再生紙振興会の回収システム
自治体や教育機関のほかに
個人の書道愛好家、書道塾といった小規模回収先でも
取り扱ってくれます。
回収された書道反古紙は、パルプ工場で100%再生パルプに加工され
再生紙の原紙が製造されたりする他に、
アスファルトや犬・猫のトイレ用の砂に再利用されているそうです。
- 一般社団法人 エコ再生紙振興会 http://ecoshin.or.jp/sub8.html
墨汁の正しい捨て方知ってる?意外と知らない常識!今日から役立つ豆知識 まとめ
墨汁の捨て方についてみてきましたが、参考になりましたでしょうか?
捨て方から誤って服や床にこぼしたときの対処法など
すぐに使えるアイディアがたくさんあったと思います。
ぜひ今日からお役立てください。