さつまいもと言えば「石焼き芋」を思い出す人も多いのではないでしょうか。
そんな〝さつまいも〟は腐ることなく長期保存ができる保存食のイメージが強いですが実は気を付けなければ、さつまいもはすぐに腐る場合もあります。
そこで、今回はさつまいもは腐る?賞味期限と保存方法を調査した結果!について紹介していきます。
さつまいもは何日で腐る?賞味期限は?
秋になると無性に食べたくなる我が家定番【蜂蜜香るシャキほくっ!秋炒め🍠🍁】
さつまいもも、レンコンも、1年中手に入るのにやっぱり秋になるとヘビロテしちゃう‼️
☑︎蜂蜜→砂糖にしても🙆♂️
☑︎鶏肉→豚肉にしても🙆♂️ pic.twitter.com/td4G7tzf5q— ぼく◓いらすとレシピ (@boku_5656) October 4, 2021
さつまいもに限らず一般的に売られている野菜には賞味期限の概念がなく、表示もされてないので、さつまいもが腐るまでの賞味期限、いつまで食べられるのか良く分からないですよね?
さつまいもを食べようと思った時にすでに腐っている、さつまいもが腐った状態なのか不安になると思います。
一体、さつまいもは何日で腐るのか?さつまいもの賞味期限はどれぐらいでしょうか。
さつまいもの賞味期限は状態、条件によって変わる!
今日も、元気いっぱい👍
芋掘りです🍠
今日も、たくさんのさつまいも🍠が収穫できました😀
芋掘り作業、まだまだ続きます🤗
どんな形のさつまいも🍠がでてくるかな〜🤭
楽しみです。#さつまいも #鳴門金時 #仲井農園 pic.twitter.com/YkVMaF8ZKU
— 仲井 農園 (@tFLlSEoZAB3zq6u) October 6, 2021
さつまいもを買ってきてすぐに食べない時は冷蔵庫などに入れて食材を保存すると思いますが、さつまいもが腐るまで何日の賞味期限があるのでしょうか?
さつまいもは腐る?の賞味期限はどれくらい?
まずは、さつまいもの賞味期限について見ていきましょう。
さつまいもが腐る日数、賞味期限は、以下のような要素によって変わります。
- さつまいもの保存環境(温度・湿度・光)
- さつまいもの保存方法(常温・冷蔵・冷凍)
- さつまいもの保存状態(土付き・洗浄・カット・加熱)
これらの要素によって、さつまいもの賞味期限は数日から数ヶ月と大きく異なります。
以下では、それぞれの要素ごとに詳しく説明します。
さつまいもは腐る?賞味期限は保存環境(温度・湿度・光)によって違う!
さつまいもは暖かく湿った環境を好む食材です。
そのため、さつまいもは低温や乾燥に弱く、高温や多湿に強いですが、高温や多湿が過ぎると発芽や腐る原因になります。
一般的に、さつまいもの最適な保存温度は10~18℃、最適な保存湿度は80%程度と言われています。
この範囲内であれば、さつまいもの賞味期限はなんと、3ヶ月から半年程度日持ちします。
逆に、5℃以下や25℃以上の温度では、さつまいもは低温障害や高温障害を起こして品質が低下します。
低温障害ではさつまいもは細胞が死んで黒く変色し、高温障害では水分が失われてシワシワになります。
また、さつまいもは光に当たると発芽しやすくなります 。
発芽したさつまいもは苦みが出て食味が落ちます 。
発芽した部分だけ取り除けば食べられますが、さつまいもの栄養価も低下します 。
したがって、さつまいもを保存する場合は、10~18℃で湿度が高く、光の当たらない場所を選ぶことが大切です。
冷暗所や物置などが適しています。
さつまいもの保存方法(常温・冷蔵・冷凍)
さつまいもの保存方法は、常温・冷蔵・冷凍の3種類があります。
それぞれの保存方法によって、さつまいもの腐るまでの日数、賞味期限は以下のように変わります。
- さつまいも常温:3ヶ月から半年
- さつまいも冷蔵:1週間から2週間
- さつまいも冷凍:1ヶ月から2ヶ月
常温でさつまいもを保存する場合は、前述したように10~18℃で湿度が高く、光の当たらない場所を選びます。
新聞紙や段ボールなどで包んでおくと、乾燥や発芽を防ぐことができます 。
冷蔵でさつまいもを保存する場合は、さつまいもを水洗いして乾かした後、ビニール袋やラップに包んで野菜室に入れます 。
冷蔵庫はさつまいもが低温障害を起こしやすいので、長期保存には向きません。
1週間から2週間程度でさつまいもは使い切るようにしましょう。
さつまいもを冷凍で保存する場合は、さつまいもをカットしてあく抜きしたり加熱したりしてから、ジップロックなどに入れて冷凍庫に入れます 。
さつまいもは冷凍すると食感が変わることがありますが、長期保存には便利です。
さつまいもは1ヶ月から2ヶ月程度で食べるようにしましょう。
さつまいもの保存状態(土付き・洗浄・カット・加熱)
さつまいもの保存状態も腐る日数、賞味期限に影響します。
さつまいもの保存状態ごとに賞味期限は以下のように変わります。
- 土付きさつまいも:3ヶ月から半年
- 洗浄したさつまいも:1週間から2週間
- カットしたさつまいも:2日から3日
- 加熱したさつまいも:2日から3日
土付きのさつまいもは、土が保湿効果を持っているため、乾燥や発芽を防ぐことができます 。
そのため、さつまいもは腐ることなく、賞味期限が長くなります。
ただし、土が湿っているとカビや腐る原因になるので注意が必要です 。
洗浄したさつまいもは、水分が吸収されて傷みやすくなります 。
そのため、さつまいもの賞味期限が短くなります。
洗浄したさつまいもの場合は冷蔵庫で保存することをおすすめします。
カットしたさつまいもは、切断面から乾燥や酸化が進みます 。
そのため、さつまいもの賞味期限が非常に短くなります。
カットしたさつまいもの場合は水に浸しておくか冷蔵庫で保存することをおすすめします。
加熱したさつまいもは、水分や栄養素が失われて傷みやすくなります 。
このように、さつまいもの状態によって、さつまいもが腐るまでの賞味期限にも差が出てくるんです。
土が付いたままのさつまいもの状態と調理済みのさつまいもの状態では腐るまでの保存が出来る期間も変わり、さつまいもの賞味期限も大きく変わります。
土付きさつまいもは腐ることなく賞味期限は半年も!?
土から掘り起こしたばかりの「さつまいも」は、まわりにたくさんの土が付いた状態です。
この土の付いた状態のさつまいもが腐るまでの賞味期限は一本ずつ新聞紙で包み保管する事で1〜3ヶ月ほども保存ができます。
さつまいもを保管する場所が適していて、良い保存状態が保たれる場合は長いと、さつまいもが腐るまでの賞味期限はなんと半年近くにも伸びます。
やはり、このさつまいもの賞味期限の長さは驚くべきことで、まさにさつまいもは保存食と言えます。
スーパーのさつまいもが腐るまでの賞味期限は1週間!
さつまいも🍠
このサツマイモ達
実は、全て違う品種です😆
今日、知り合いから他品種をいただきました🎶
左から 安納芋
真ん中が 紅はるか
右が 鳴門金時並べてみると区別が難しいです😅
全部、一緒に見える〜🍠
味の感想は、また今度🤗#さつまいも #鳴門金時 #仲井農園 #里浦産 pic.twitter.com/tmxm5sTJdK
— 仲井 農園 (@tFLlSEoZAB3zq6u) October 4, 2021
スーパーで購入したさつまいが腐るまでの賞味期限はどれぐらいでしょうか。
お店で販売しているさつまいもの多くは出荷されてから店頭に並ぶまでの間に一度は洗われてる物がほとんどです。
表面が綺麗に洗われたさつまいもは、先程の土付きのさつまいもと違い、とても腐るスピードがはやくなります。
さつまいもが腐るまでの賞味期限も1週間程度から長くても10日程度に短くなります。
カットしたさつまいもはすぐ腐る?賞味期限は?
1人で食べ切れない場合、調理する前にさつまいもを半分にカットしたりする事があると思います。
カットしてしまうとさつまいもが腐るのも早くなってしまいます。
カットしたさつまいもが腐るまでの賞味期限は2日程度が限界で、さつまいもの味も風味も落ちやすくなるので注意が必要です。
調理済みのさつまいもは冷凍保存で3週間!
調理済みのさつまいもが腐るまでの賞味期限も短くなります。
調理したさつまいもをラップしたりタッパーなどの容器で保存しる場合は、さつまいもが腐るまでの賞味期限は2日程度になります。
ただ、さつまいもを調理したあとに、冷凍庫で冷凍保存する場合は、さつまいもは腐ることなく1ヶ月程度まで賞味期限が伸びます。
さつまいもが腐る原因はコレだった!
さつまいもが腐る原因や保存方法について
さつまいもを保存していたらすでに腐る、腐ってしまったという経験はありませんか?
まだ買ってきて何日も経ってないのにさつまいもが腐るなんて、ふつうは考えられないと思います。
どうしてさつまいもは腐ってしまうのでしょう?
実はさつまいも腐り始めると進行が早くブヨブヨしたりカビが生えたり手がつけられません。
どんな理由でさつまいは腐るのでしょうか?
さつまいもが腐る原因とは?
さつまいもが腐る原因はずばり『湿気や湿度』が関係しています。
特に購入した時はさつまいもは袋に入ってる物が多く、そのままさつまいもを保存していると袋が汗をかき湿気によって、さつまいもがものの数日で腐る原因になります。
さつまいもの保存に適した温度は約13〜16度と言われており、逆にそれより温度が低いとデリケートなさつまいもは低温障害を起こして腐る可能が高くなります。
温度が高すぎても、さつまいもが発芽してしまい腐る状態、ブヨブヨな状態になってしまいます。
一般的に食べ物が腐ることなく保存するには、温度が低い所に保存する事が知られてますが、さつまいもは低い温度では低温障害を起こしてしまい余計にさつまいもが腐る原因になってしまいます。
さつまいもが腐るとどうなるのか?
さつまいもが腐るとどうなるのか、見分け方や食べられるかどうか、さらには腐ったさつまいもを食べた場合の対処法について見ていきましょう。
さつまいもが腐るとどうなるのか?
さつまいもが腐ると、以下のような変化が起こります。
- カビが生える:さつまいもにカビが生えると、白や黒や緑などの色が表面に現れます。カビは水分や酸素に依存して成長するので、湿度が高くて通気性の悪い場所で保存すると発生しやすくなります。
- 黒く変色する:さつまいもに黒い斑点や筋が現れると、低温障害や酸化による変色です。低温障害は冷蔵庫などで低温保存すると起こります。酸化は空気に触れると起こります。
- 水っぽくなる:さつまいもに水滴が付着したり、水分が染み出したりすると、水っぽくなっています。水っぽくなる原因は、高温障害や細菌の増殖です。高温障害は暖かくて乾燥した場所で保存すると起こります。細菌の増殖は傷や汚れがある場合に起こります。
- 硬くなる:さつまいもに硬い部分があると、乾燥しています。乾燥する原因は、低温障害や長期保存です。低温障害は冷蔵庫などで低温保存すると起こります。長期保存は時間の経過とともに起こります。
- 発芽する:さつまいもに芽が出ると、発芽しています。発芽する原因は、高温や多湿や光です。高温や多湿や光は発芽を促進する条件です。
これらの変化は、さつまいもが腐る、すでに腐っていることを示しています。
さつまいもの見た目や触感や匂いで判断することができます。
さつまいもが腐ったら食べられるのか?
さつまいもが腐ったら食べられるのか、以下のようになります!
- カビが生えた場合:食べられません。カビは有毒な物質を生成する可能性があります。カビだけ取り除いて食べることもできません。カビは見えない部分にも広がっている可能性があります。カビが生えたさつまいもは捨てましょう。
- 黒く変色した場合:食べられます。黒く変色した部分は味や食感が悪くなっていますが、有害ではありません。黒く変色した部分を取り除いて食べることができます。
- 水っぽくなった場合:食べられません。水っぽくなったさつまいもは細菌やカビに汚染されている可能性が高く、食中毒の原因になります。水っぽくなったさつまいもは捨てましょう。
- 硬くなった場合:食べられます。硬くなったさつまいもは乾燥していますが、有害ではありません。硬くなったさつまいもは加熱して柔らかくすることができます。
- 発芽した場合:食べられます。発芽したさつまいもは苦みが出ていますが、有害ではありません。発芽した部分を取り除いて食べることができます。
以上のように、さつまいもが腐ったら食べられるかどうかは、腐り方によって異なります。
カビや水分の発生は食べられないサインですが、黒く変色や硬くなりや発芽は食べられるサインです。
さつまいもが腐る状態で食べた場合の対処法は?
さつまいもが腐って食べた場合の対処法について、以下のようになります!
- カビや水分の発生の場合:すぐに吐き出し、水やお茶で口をすすぎます。その後、胃薬や整腸剤を服用します。症状が悪化する場合は、医師に相談します。
- 黒く変色や硬くなりや発芽の場合:特に対処法はありません。ただし、味や食感が悪いので、美味しく食べることはできません。
以上のように、さつまいもが腐って食べた場合の対処法は、腐り方によって異なります。カビや水分の発生は食中毒の危険性があるので注意が必要ですが、黒く変色や硬くなりや発芽は健康に影響はありません。
さつまいもに最適な保存方法は?
湿気や湿度に弱い、さつまいもが腐ることを避けるためには、どのように保存したら良いのでしょうか?
さつまいもを腐ることなく、上手に保存するポイントをまとめました。
さつまいもを新聞紙に包む
湿気に弱いさつまいもは1本ずつ新聞紙に包んでからの保存が1番です。
新聞紙に包む事でさつまいもの適度な湿気や湿度を保ちますので面倒でもさつまいもを1本ずつ包みましょう。
風通しの良い場所に保管する
さつまいもが腐るのは、湿気と湿度が関係してます。
湿気が多いとさつまいもが腐る原因になるので、さつまいもを保管する時は必ず風通しの良い場所に保管しましょう。
風通しが悪いと湿気ですぐにさつまいもは腐り始めます。
土を付けた状態でさつまいもを保存する
さつまいもは湿気に弱いので、土が付いたままの状態で新聞紙に包み風通しの良い場所に保管します。
床下収納などのスペースが無い場合は、段ボールなどを代用し土の着いたさつまいもを保管しましょう。
さつまいもは何日で腐る?賞味期限と保存方法を調査した結果!まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はさつまいもが腐る原因や賞味期限、保存方法についてまとめてみました。
「さつまいも」についてのまとめは・・
※ さつまいもが腐るまでの賞味期限は、さつまいもの保存状態によって違う
※さつまいもを 腐ることなく保存するなら土が付いたままが望ましい
※ さつまいもが腐る原因は「湿気と湿度」
※ 風通しの良い場所でさつまいも保管する
※さつまいもは腐ることを防ぐ為に低温保存は避ける
※さつまいもは新聞紙に来るんで保存すると腐ることなく長期間保存できる
寒い時期になると移動販売車でくるさつまいも、石焼き芋が美味しく感じる時期になります。
つい、さつまいもを見つけたら大量に買ってしまうと思いますが、さつまいもの保存の方法を間違えるとすぐにさつまいもが腐る原因になります。
さつまいもを腐らせないために、新聞紙などで1つずつ包むなど対策をしっかり取りましょう。
これらの情報があなたのお役にたてれば幸いです。